日本のあらまし(輪郭)

日本って一体どこにあるの?

日本は太平洋の西の端、ユーラシア大陸の東側にあります。北緯45度31分から26度59分の間に3000キロメートルに渡っていて、緯度で言うとカナダのケベック州から、フロリダのキー・ウエストまでと同じ位の位置にあります。経度は、東経128度06分から145度49分の間にあり、環太平洋火山帯の上に横たわっています。

文字だけではイメージが沸かないという方は、地球儀を見てみましょう。まず、アメリカのニューヨークを見つけてください。ありましたか?見つけたら、その状態から時計周りに地球儀を180度(半周)回してみましょう。下の方にオーストラリア大陸があるのが分かりますか?そのオーストラリア大陸から、地球儀上をまっすぐ上に(北に)のぼって行くと、中国の隣に日本があります。

国土

日本は、北海道、本州、四国、九州の主要4島とたくさんの小さな島々から成る列島です。

首都

日本列島の太平洋側(東側)の沿岸にこの国の首都、東京があります。

広さ

この国の総面積はおよそ37万平方キロメートルで、おおざっぱに言えばイタリアやイギリスの国土とほぼ同じ位の大きさです。ただ、この国土の実に80%以上が山岳地帯になっていて、人が住むのに適している土地は残りの20%以下に留まっています。

地理的な特徴

日本列島は太平洋の西の端にある火山帯の上にあるため、結果的にしばしば火山活動や地震に悩まされます。

何万年もの昔、日本の東側の沖(太平洋で最も深い部分の一つ)の海底火山が噴出して、その隆起によって生まれたのが日本列島の島々なのです。この部分の海底火山は未だに不安定で、時々起こる地震の原因となっています。ですが、この火山活動のおかげで、日本はその副産物として多くの温泉に恵まれました。

日本の国土の80%以上は森林に覆われた山地で占められていますが、その山々の頂点に立つのが日本で最も高い山、富士山(高さ3776メートル)です。有名なので、ご存知の方も多いと思います。また、こうした山地の多い地形のせいで、日本の河川は長さが短く、流れが急だという特徴があります。その河川の中でも最も長い川は、信濃川で全長368キロメートルに及びます。

気候

日本は、おしなべて温暖で適度な湿度のある穏やかな気候です。ですが、国土が縦長なため北の端は亜寒帯に、そして南の島々は亜熱帯に属す、という特徴を持ちます。北部にある北海道では、所によって冬の気温が氷点下20度を超える事もある一方で、南部にある沖縄では真冬でも気温が15度(摂氏)を下回る事はめったにありません。

また、日本は1年間の平均で約1020から2540ミリリットルの降水量があります。これは日本の東の沖合いに2つの潮流がある事に由来しています。1つは黒潮と呼ばれる日本海流で、南太平洋から北上して暖かい空気を運びます。もう1つは親潮と呼ばれて、ベーリング海からシベリア沖を南下し、北海道の東の海上を通って冷たい空気を運んできます。その2つの潮流が出会うことで、暖かい空気と冷たい空気がぶつかって低気圧が発生するため、一年間を通じてかなりの湿度をもたらすのです。

季節

日本の季節は春、夏、秋、冬の四季にはっきりと分かれていて、それぞれに特徴や魅力があります。各地域によってそれぞれの季節の長さに若干の違いはありますが、一般的に3月から5月までが春、6月から8月までが夏、9月から11月までが秋、そして12月から2月までが冬という具合に分けられます。

外部の参考リンク

天気予報から気象データまで気象の事なら
気象庁(日本語): www.jma.go.jp/jma/index.html

日本の気象情報の英語版
気象庁(英語):http://www.jma.go.jp/jma/indexe.html